ここ数年、人気が高まっているルイボスティー。
コンビニにも並ぶようになりPBブランドの商品も発売されています。
ルイボスティーの人気の理由のひとつはカフェインレス(ノンカフェイン)であることですが、美容や健康によいというイメージが人気に拍車をかけているようです。
今回は、ルイボスティーについてご紹介いたします。
ルイボスティーとは

赤くきれいな水色で、ほのかな甘みがあるルイボスティー。
ルイボス(rooibos)は、アフリカーンス語で「赤い灌木」という意味を持っています。
「チャノキ」から作られる緑茶や紅茶と違い、マメ科のアスパラトゥス属「ルイボス」という植物から作られるお茶で、古くから「不老長寿のお茶」といわれ、美容茶としても人気があります。
ルイボスティーの産地
ルイボスティーは南アフリカでしか採れない貴重なお茶。
それも、南アフリカ共和国のケープタウンからきたへ300km離れたセダルバーグ山脈が世界唯一の産地、ルイボスティーの故郷なのです。
セダルバーグ山脈は朝晩で30度近い温度差があり、日中は強烈な日差しにもかかわらず湿度はほとんどなくパサパサで酸性の土地。
この厳しいアフリカの大地に地中約3mほども根を伸ばし養分を吸い上げて生育するため、ミネラル豊富なルイボスティーが生まれるのです。
ちなみに、アメリカやオーストラリアで栽培を試みたものの未だ成功した場所がなく、それだけ希少な植物といえます。
ルイボスティーは南アフリカで年間12000トンが生産されていますが、全世界のお茶の生産量の1%にも満たない、まだまだ希少な茶葉なのです。
ルイボスティーの発祥・歴史
ルイボスティーの産地であるケープ地方の先住民は6000年も前からルイボスの葉を煎じて飲んでいる様子が壁画として残っていると言われています。
ロシア人ベンジャミン・キンズバーク氏がこの地域を調査に訪れたのは20世紀初頭でした。
彼は、ルイボスティーを飲用している部族がほかの部族に比べて若々しいことからその効果にも注目し、ルイボスの栽培や加工方法を研究します。
その後、ヨーロッパに紹介したことがきっかけで、ルイボスティーの存在が広く知れ渡るようになったと言われています。
ルイボスティーが日本に入ってきたのは1983年頃で、当時から美容茶・健康茶として嗜まれ、年々広まって定着し愛飲者が増えています。
ルイボスティーの発酵
ルイボスティーは「天日での自然発酵」で作られています。
作り方は、
- 収穫したルイボスは裁断機で細かくカット
- ティーコート(天日干し専用の土地)に堆積するよう敷き詰め、水を撒いて発酵させる
- 発酵を終えてから約8時間かけて天日乾燥
という工程になっており、発酵したルイボスからはほのかに甘い香りが漂い、ミツバチや蝶が教えてくれるそう。
ところで、普段よく飲まれているのは赤い「レッドルイボスティー」ですが、実は発酵させない「グリーンルイボスティー」が存在します。
ルイボスは発酵しやすい植物ですが、発酵が進まないよう独特の製造方法で生産されるため、グリーンルイボスティーはより希少で高価になる傾向があります。
ルイボスティーの成分
- フラボノイド(ケルセチン、アスパラチン、ルチン)
- フラボン
- ジヒドロカルコン
- ビテキシン
- ミネラル(マグネシウム、カルシウム、カリウム、亜鉛、鉄など)
フラボノイドとはポリフェノールの一種で、ルイボスティーにはポリフェノールやミネラルが豊富に含まれています。
カフェインが含まれず、タンニンが少ないこともルイボスティーの大きな特徴です。
ルイボスティーの種類
ルイボスティーには「レッドルイボスティー」と「グリーンルイボスティー」2つの種類があり、私たちが普段よく飲んでいるのは「レッドルイボスティー」です。
レッドルイボスティー
- 発酵させて乾燥する
- ほのかに甘く、香りや味がマイルド
グリーンルイボスティー
- 発酵させずに乾燥
- 草っぽい香りでさっぱりした味わい
グリーンルイボスティー
グリーンルイボスティーはレッドルイボスティーを製造する過程で生まれるため、生産量が非常に少なく希少性が高いお茶です。
レッドルイボスティーに比べて、グリーンルイボスティーのほうがポリフェノール含有量が多いと言われ、フラボノイドは約10倍と豊富に含まれています。
機会がありましたら、ぜひグリーンルイボスティーも味わってみてください。
ルイボスティーの効果

リラックス効果
ルイボスティーにはマグネシウムやカリウムが豊富に含まれ、心身のリラックスを促す効果があるといわれています。
ノンカフェインなので就寝前の一杯にも最適で、ベッドに入る1時間くらい前を目安に飲むと、より質の高い睡眠が期待できます。
もちろん日中のリラックスタイムにもおすすめです。
美容効果
ルイボスティーはスーパーオキシドジムターゼ(SOD様酵素)という抗酸化物質が含まれています。
このSOD様酵素には、老化の原因となる活性酸素を抑える働きや新陳代謝を促進する効果が期待されているのです。
ちなみに、SOD様酵素はもともと体内に備わっているものですが、25歳あたりから減少し始め40歳になると約半分になってしまうそう。
ほかにも、ポリフェノールやマグネシウムやカリウムなど、ミネラルが豊富なことが「美容茶」といわれる所以です。
腸内環境をととのえる
ルイボスティーに含まれる食物繊維がが腸内環境をととのえてくれます。
定期的にルイボスティーを飲むことで、排便をスムーズにする効果が期待できます。
ルイボスティーの楽しみ方

ルイボスティーの味わい、特長
- ノンカフェイン
- ポリフェノールが豊富
- ミネラルが豊富
- タンニン濃度が低い
ルイボスティーのいちばんの特長はノンカフェインであることです。
そのため、カフェインを控えている方や妊婦さんなどにも安心して飲んでいただけます。
ほんのり甘くてまろやかな風味で、タンニン濃度が低いため渋みはほとんど感じられないので、年齢を問わず飲んでいただけます。
ルイボスティーだよ、ふゆか。カフェインが入ってないから体に優しいね。 pic.twitter.com/vnBpNbKeJ3
— じゃんたこ (@j_takoyaki) September 20, 2024
淹れ方
煮出し(HOT)
ルイボスティーはミネラルが摂れる「煮出し」がおすすめです。
- 水1リットルを沸騰させ、茶葉(約5g)を入れる
- 弱火で5~10分間煮出す
- 茶葉を取り出したら完成
水出し(ICE)
水出し専用または水出しが可能なルイボスティーもあります。
- ボトルに水1リットル入れ、茶葉(約10g)を入れる
- 2時間以上抽出し、茶葉を取り出す
煮出し、水出しどちらの場合も、茶葉の量はお好みで調節してください。
抽出後の茶葉は入浴剤として
ルイボスティーを抽出したあとの茶葉は、入浴の際に湯舟に入れて入浴剤としてお使いいただけます。
お風呂上りに肌がしっとりするのを感じられると思います。ぜひお試しください。
ルイボスティーはこんな方におすすめ
- カフェインレスやデカフェの飲み物を探している方
- 寝つきが悪く、睡眠に悩みを持っている方
- ストレスを感じている方
ルイボスティーはノンカフェインなので、カフェインを控えたい方や妊婦さんにもおすすめで、時間を気にせず就寝前でも安心して飲んでいただけます。
また、マグネシウムが豊富なので心身をリラックスさせてくれる効果があり、ほのかな甘みとやさしい香りで癒されることでしょう。
ルイボスティーは、ストレスの緩和や眠る前のリラックスティーとしておすすめのお茶です。