大人の学び直し

50代から「片付け」を学び直す|整理収納の資格・講座とメリット

50代から「片付け」を学び直す|整理収納の資格・講座とメリット

50代になると、仕事や家族との関係、住まいなど、これまでの暮らしを見直す機会が増えてきます。

在宅ワークを始めて家で過ごす時間が増えたり、これからの暮らしを考えたりする中で、「家の中をもっとすっきりさせたい」と感じる人もいるのではないでしょうか。

そんな50代におすすめしたい学びの1つが、片付けや整理収納について学ぶことです。

整理収納には、さまざまな講座や資格があり、学んだことを自分の暮らしに活かせるだけでなく、将来的に仕事につなげることもできます。

この記事では、50代から片付けを学ぶメリットや、代表的な整理収納の資格・講座、費用の目安について紹介します。

50代は「暮らし」を見直すタイミング

50代になると、ライフスタイルが変わる人も少なくありません。

子どもが家を出たり、仕事を辞めたり、働き方を変えたり。

これまで必要だったものが、今の自分には必要なくなっていることもあります。

一方で、「いつか使うかもしれない」と思って、長い間しまい込んでいるものもあるでしょう。

もちろん、物を捨てれば暮らしが整うというわけではありません。

大切なのは、「今の自分にとって必要なものは何か」を考えることです。

50代は、これまでの暮らしをそのまま続けるのではなく、これからの暮らしを少しずつ考え始める時期。

そのタイミングで、整理収納について学んでみるのも1つの方法です。

在宅ワークを始めると「家の環境」が気になる

在宅ワークは、自宅が仕事場です。

そのため、仕事用の机やパソコン、書類など、それまで家になかったものが増えていきます。

専用の仕事部屋があればいいのですが、リビングの一角を仕事スペースにしたり、ダイニングテーブルで仕事をしたりする方もいるでしょう。

その場合、

  • 「仕事道具をどこに置こう?」
  • 「書類の収納はどうすればいい?」
  • 「仕事とプライベートの物が混ざってしまう」

といった問題も出てきます。

私自身も、在宅で仕事をするようになってから、家の中の環境が以前より気になるようになりました。

Webライター ミクリ
Webライター ミクリ

ダイニングテーブルで仕事することが多く、請求書や納品書の控え、メモや書類が山積みになって、家族が食事のときにそれを避けて座る…なんてことも。

仕事の効率うんぬんより先に、まず物の置き場所を決めないと落ち着かないんだと痛感しました。

片付けを学ぶことは、家をきれいにするためだけではありません。

自分にとって使いやすい環境をつくり、これからの暮らしを考えるきっかけにもなります。

「片付け」は自己流ではなく、学ぶことができる

片付けというと、

  • 物を捨てる
  • 収納グッズを使う
  • きれいに並べる

といったイメージがあるかもしれません。

しかし、整理収納について学ぶと、単に物を収納するだけではなく、なぜ片付かないのか、どのように物を整理すればよいのかといった考え方から学ぶことができます。

例えば、整理収納アドバイザー2級では、整理の基本的な考え方や具体的な整理方法、収納のコツなどを学びます。

オンラインや会場で受講でき、1日の講座で資格を取得できる仕組みになっています。

「片付けが苦手だから、まず基本から学びたい」

という人にとっても、学びやすいテーマではないでしょうか。

50代から学べる整理収納の資格・講座(費用の目安つき)

片付けや整理収納について学べる資格や講座はいくつかあります。

ここでは、代表的なものを2つ紹介します。

なお、講座によって金額に幅があるため、下記はあくまで目安です。

申し込み前に必ず公式サイトで最新の料金・日程を確認してください。

整理収納アドバイザー

整理収納アドバイザーは、片付かない原因や問題点を見つけ、物との関わり方から見直していく整理収納の資格です。

2級では、整理収納の基本的な考え方や具体的な方法、収納のコツなどを学びます。

受講料の目安は2万円台半ば〜(テキスト・認定料込み)で、1日の講座で取得できます。

「まずは自分の家を整えたい」という人なら、2級から始めるのがおすすめです。

さらに深く学びたい場合は準1級、そしてプロとして整理収納を仕事にしたい場合は1級へとステップアップします。

2級・準1級の講座を経て、1級の1次試験と2次審査に合格すれば1級を取得でき、プロの整理収納アドバイザーとして活動できます。

1級までまとめて取得する場合、総額は10万円前後になることが多いようです。

なお、2026年4月受講分から、認定証は紙からWeb上で確認できる「オープンバッジ」に変わりました。

資格そのものの価値や取得方法が変わるわけではありませんが、申し込み時にメールアドレスが必須になっている点は覚えておくとよいでしょう。

資格を取得することを目的にするのではなく、「まずは自分の暮らしに活かすために2級を学ぶ」という選択ができるところも、50代には取り入れやすいのではないでしょうか。

Webライター ミクリ
Webライター ミクリ

「整理収納アドバイザー2級」の講座内容・日程・料金は公式サイトから確認・申し込みができますよ。

ハウスキーピング協会 公式サイト

ライフオーガナイザー

もう1つが、ライフオーガナイザーです。

ライフオーガナイザーは、単に物や空間を片付けるのではなく、「人」を主役にして、暮らしや人生を整えるための考え方や手法を学ぶことを特徴としています。

「どんな収納が正解なのか」ではなく、「自分にとって使いやすい暮らしとは?」という視点から考えられるため、50代以降の暮らしを見直したい人にも興味深い学びだと思います。

ライフオーガナイザーには2級と1級があり、まず2級(1日、費用の目安は2万円台)で基本を学び、その後、プロとして活動するための1級(費用の目安は10万円前後)へ進む仕組みになっています。

また、資格取得を目的とせず、気軽に学びたい人向けの入門講座もあります。

Webライター ミクリ
Webライター ミクリ

「ライフオーガナイザー2級」の講座内容・日程・料金は公式サイトから確認・申し込みができますよ。

日本ライフオーガナイザー協会 公式サイト

整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの違い

整理収納アドバイザーライフオーガナイザー
主な特徴整理収納の理論や方法を学ぶ「人」を主役に暮らしを整える
向いている人整理収納の基本を身につけたい人自分に合った暮らし方を考えたい人
2級の費用目安2万円台半ば~2万円台
1級までの費用目安10万円前後10万円前後
仕事につなげる1級取得後、プロとして活動1級取得後、プロとして活動

どちらが自分に合っているかは、資格の名前だけでなく、「何のために片付けを学びたいのか」を考えて選ぶとよいでしょう。

50代女性が片付けを学ぶメリット

片付けや整理収納を学ぶメリットは、資格を取得できることだけではありません。

50代から学ぶからこそ得られるメリットもあります。

① 自分の暮らしにすぐ活かせる

片付けについて学んだことは、そのまま自分の家で実践できます。

資格を取得して終わりではなく、クローゼットやキッチン、リビング、仕事スペースなど、身近な場所から少しずつ取り組めます。

学んだことがすぐ生活に反映されるのは、片付けを学ぶ大きなメリットです。

② 物との付き合い方を見直せる

50代になると、これまで長く持っていたものを見直す機会も増えてきます。

「まだ使えるから」
「高かったから」
「いつか使うかもしれないから」

という理由だけで持ち続けているものもあるでしょう。

整理収納を学ぶことで、物をただ捨てるのではなく、「自分にとって本当に必要なものは何か」を考えるきっかけになります。

これは、物を減らすこと以上に大切なことかもしれません。

③ 家事の負担を減らせる

物の定位置が決まっていなかったり、収納場所が使いにくかったりすると、片付けや探し物に時間がかかります。

整理収納を学び、物を使いやすい場所に置くことができれば、探しものや片付けにかかる負担を減らせるでしょう。

整理収納アドバイザーの公式サイトでも、整理された環境には、

  • 探しものの時間を減らす「時間的メリット」
  • 無駄な出費を抑える「経済的メリット」
  • 心のゆとりにつながる「精神的メリット」

があると紹介されています。

出典:ハウスキーピング協会公式サイト│整理収納がもたらすメリット

④ 将来的に仕事につながる可能性がある

片付けや整理収納を学ぶことは、自分の暮らしに役立つだけではありません。

もっと深く学び、資格を取得することで、将来的に仕事につなげる道も見えてきます。

整理収納アドバイザーであれば、1級を取得することでプロとして活動できます。

50代から新しい仕事を考えるとき、「これまでの経験を活かす方法」だけではなく、「自分が好きなこと、得意なことを新しく学んで仕事につなげる」という選択肢が広がるのです。

ただし、資格を取得すれば自動的に仕事になるわけではありません。

仕事にしたい場合は、資格取得後に実績をつくったり、発信したり、人とのつながりをつくったりすることも必要です。

⑤ これからの暮らしを見据えて、家を整えられる

そして、50代だからこそ考えておきたいのが、これから先の暮らしです。

今は問題なく使えている家具や、たくさんの物も、年齢を重ねるにつれて負担になることがあります。

だからといって、今すぐ「全部処分しなければ」と考える必要はなく、大切なのは、まだ体力のあるうちから、少しずつ暮らしを整えておくことです。

  • 何を残すのか
  • 何を手放すのか
  • どこに置けば使いやすいのか
  • これからも持ち続けたいものは何なのか

片付けを学ぶことは、物を減らすためだけではなく、これからどんな暮らしをしたいのかを考えることにもつながります。

将来になってから慌てて家の中を整理するのではなく、50代の今から少しずつ整えていく。

それも、これからの自分のための学びではないでしょうか。

資格を取ることだけを目的にしなくてもいい

「学び直し」というと、仕事に役立つ資格やスキルを身につけることを思い浮かべる人も多いと思います。

もちろん、仕事につながる学びは大切です。

でも、50代からの学びは、それだけではありません。

自分がこれから心地よく暮らすために学ぶのも、立派な学び直しだと思います。

片付けについて学んだ結果、

  • 家の中が少し使いやすくなった
  • 物を探す時間が減った
  • 在宅ワークがしやすくなった
  • これからの暮らしについて考えるようになった

それだけでも、学んだ意味は十分にあります。

資格取得を目指す場合も、「資格を取ったら何をするのか」を考えてから学び始めるとよいでしょう。

反対に、仕事にする予定がなくても、「自分の暮らしを整えたい」という理由で講座を受けることに問題はありません。

まずは何から始める?3つのステップ

「興味はあるけれど、何から手をつければいいか分からない」という人のために、無理なく始められる3つのステップをまとめました。

ステップ① 家の中の「気になる一角」を書き出してみる 

クローゼットなのか、仕事スペースなのか、キッチンなのか。

全部を一気にやろうとせず、一番気になっている場所を1つだけ決めます。

ステップ② 講座の内容や日程を公式サイトで確認する

整理収納アドバイザー、ライフオーガナイザーとも、オンライン開催や1日完結の講座があります。

まずは費用と日程を比べてみましょう。

ハウスキーピング協会 公式サイト

日本ライフオーガナイザー協会 公式サイト

ステップ③ 学んだことを自宅で試してみる

資格取得がゴールではなく、暮らしに活かすことが目的です。

小さな場所からで構わないので、学んだ翌週までに1つ実践してみると、学びが定着しやすくなります。

50代からの「片付け」は、これからの暮らしを考える学び

50代は、これまでの人生を振り返りながら、これからの暮らしについて考え始める時期でもあります。

仕事も、住まいも、家族との関係も、これまでとは少しずつ変わっていくかもしれません。

だからこそ、「今まで必要だったもの」ではなく、「これからの自分に必要なもの」を考えてみる。

片付けを学ぶことは、そのきっかけになります。

資格取得をゴールにするのではなく、学んだことを今の暮らしに少しずつ取り入れていく。

そんな50代からの学び直しがあってもいいのではないでしょうか。

七花と記事制作を進めながらライティングを学び、未経験からWebライターとして活動をスタート。等身大の読者の悩みに沿った記事作成を心がけています。

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