広告 TEA Journal 紅茶

ダージリンは「紅茶のシャンパン」その魅力は?

ダージリンティーは「紅茶のシャンパン」

紅茶といえば最初にダージリンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

「紅茶のシャンパン」とも称されるダージリンティーは、紅茶の代名詞ともなっており世界三大紅茶のひとつです。

香り豊かな風味や繊細な味わいが特徴の高級茶葉ですが、実は販売されている商品の多くはダージリンティー100%ではないものが多いそう。

その理由やダージリンティーの魅力についてご紹介します。

ダージリンティーとは

ダージリンティーの種類

ダージリンティーには種類がありませんが、ダージリン産と名乗ることができる紅茶には制約があります。

しかし、ダージリン産の紅茶は収穫量が少なく高価なため、ダージリンティーと他の茶葉のブレンドしたものがダージリンティーとして多く出回っているのが現状です。

ダージリンティーは大きく分けて次の3つのタイプに区別されます。

  • ダージリンティー100%(収穫期限定)
  • ダージリンティー100%(収穫期の限定なし)
  • ダージリンティーと他の茶葉のブレンド

100%のダージリンティーは香りと味わいに特徴があり個性的ですが、他の茶葉がブレンドされたダージリンティーはあっさりして飲みやすく、印象が薄いイメージです。

100%のダージリンティーを選ぶ場合は、紅茶専門店などで産地や茶園が記載されているもの、ダージリン茶協会のロゴが入ったものがおすすめです。

ダージリンティーの産地

ダージリンティーは地名が名前となっており、ダージリンはインド北東部ヒマラヤ山脈の麓に広がる山岳地帯、標高2000mの高地から急峻な斜面に茶樹が植えられています。

日中と夜間の寒暖差で発生する霧、ダージリン特有の自然環境が世界最高と称される香りや味わいを生み出しており、世界手高級紅茶の産地となっています。

ちなみに、インドは世界最大の紅茶生産国。

年間の生産量は約100万トンで世界の紅茶生産量の半分以上を占めており、特に生産量が多いのはダージリンが位置するインド北東部です。

北東部には有名なアッサムがありますが、気候や自然環境が変わるためダージリンティーとは異なるタイプの紅茶が生産されています。

こちらの記事もあわせてお読みください

ダージリン産紅茶は87茶園のみ

ダージリンティーは2004年から地理的表示(※)に登録され、ダージリンまたはカリンポン(インド東部、ダージリンから40kmに位置する町)の特定地域で生産された紅茶に限定されています。

現在、ダージリン産と名乗ることができるのは、インド政府紅茶局が認定した87茶園の紅茶のみ。

世界最大の紅茶生産国インドでも、ダージリン産は1%程度しかない貴重な紅茶なのです。

ダージリンティーの発祥・歴史

ダージリンティーの歴史は1985年にイギリス東インド会社の領地となり、中国から運ばれた茶樹や苗が植樹されたことから始まります。

1841年ダージリン地区長官キャンベル博士が中国種の茶の栽培に成功、1852年には3つの茶園ができ次第に生産量が増えていきますが、地理的な制約や機械化の困難さなどの理由で、ほかの紅茶と比べて生産量や価格の優位性がありませんでした。

そこで、ダージリンティーは品質向上に力を注ぎ多くの茶園が有機栽培に転換していきます。

1983年にダージリン茶協会が設立されロゴの権利を保護、2000年には輸出業者に対して製品認証やブレンドの禁止などの許可要件が制定されました。

ダージリン茶協会ロゴ

そして2004年、ダージリンティーはインドで初めて地理的表示として登録され、世界貿易機関のTRIPS協定に基づく法的保護を受けるようになったのです。

ダージリンティーの収穫期

日本と同じように四季があるダージリンでは、春・夏・秋と年3回の収穫期があり、季節ごとに特徴の異なる紅茶が作られています。

①ファーストフラッシュ(一番摘み)

3~4月、軽い雨期が訪れると茶葉が一斉に柔らかい新芽で覆われ、新茶の季節を迎えます。

水色は淡い黄金色で、若葉のフレッシュ感あふれる香りと風味が楽しめ「緑茶に似た爽やかさ」と称されることも。

この時期の収穫量は少なく、高値で取引されることが多いです。

②セカンドフラッシュ(二番摘み)

収穫期は5~6月、味、香りともにダージリンティーの中でも高く評価されているのはセカンドフラッシュ(夏摘み)です。

水色は深い紅色、マスカットフレーバーと呼ばれる果実のような爽やかな香気と円熟したコクがあり、「紅茶の女王」と称えられるほど名高い銘茶です。

③オータムナル(秋摘み)

10~11月、雨期のあと乾いた空気の中でゆっくりと成長した茶葉を収穫したもの。

爽やかなファーストフラッシュ、芳醇なセカンドフラッシュに比べ、甘みが際立ち深く穏やかな味わいです。

ダージリンをミルクティーで楽しむなら、オータムナルがおすすめです。

ダージリンティーの成分

  • テアフラビン
  • カテキン
  • タンニン
  • カフェイン

注目すべきは、ダージリンティー特有の成分「テアフラビン」

ポリフェノールの一種であるテアフラビンはダージリンの美しい紅色を生み出す成分で、茶葉が発酵する過程で生まれます。

ほかにも、カテキンやタンニン、カフェインなどポリフェノールが多く含まれ、その健康効果やリラックス効果が期待されています。

ダージリンティーの楽しみ方

ダージリンティーの味わい、特長

  • 花や果実のようなさわやかで甘い香り
  • ほかの紅茶に比べ水色が明るく美しい
  • 繊細で複雑味があり、余韻が長い
  • 収穫期によって異なる香りや味わいが楽しめる

上記でも述べたように、ダージリンティーは収穫期によって香りや味わいに特徴があり、それぞれ個性が異なります。

香りは、若草や森林のような香りから花々や果実のような甘い香り、より甘く柔和な香りへと変化し、水色は他の紅茶に比べて明るめで美しく、繊細で複雑な紅茶の美味しさが堪能できるのがダージリンティーの特徴ともいえます。

ダージリンティーはストレートで飲んでこそ高貴な香りや繊細な味わい、豊かな風味を楽しむことができるでしょう。

ミルクティーとして楽しみたい場合は、オータムナル(秋摘み)の茶葉がおすすめです。

ダージリンティーの淹れ方

  1. ティーポットとカップを温めておく
  2. ティーポットに茶葉約5gを入れ、熱湯を300cc注ぎ、3分蒸らす(※)
  3. スプーンで茶葉を軽く混ぜ、茶漉しで濾しながらカップに注ぐ

細かい茶葉は2分、大きめの茶葉は3~4分と時間を調節してください。

「ゴールデンドロップ」といって、最後の1滴までしっかり注ぐと、より美味しいといわれています。

ダージリンティーのまとめ

今回は、ダージリンティーについてご紹介いたしました。

  • 「紅茶のシャンパン」と称されるほど香りがよい
  • ダージリンティー100%は希少で高価
  • ストレートで飲むのがおすすめ

ダージリンティーは、収穫期によって芳醇な香りや深みのある味わいが楽しめる奥深い紅茶です。

茶園によっても風味が異なり、その繊細で優雅な美味しさを飲み比べるのも紅茶の醍醐味ですね。

記事作成時のリサーチ情報を掲載しています。最新の情報とは異なる場合がございますが、ご了承くださいませ。

-TEA Journal, 紅茶
-ダージリン