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和紅茶の魅力とは?紅茶との違いや特徴は?

和紅茶の魅力とは?

数年前から見かけるようになった和紅茶ですが、ようやく一般的に認知されてきたような気がします。

和紅茶とは、日本産の茶葉で作った紅茶です。

最近では和紅茶専門店も増え人気が出てきましたが、海外の紅茶と比べてどう違うのか、どんな味わいなのでしょう。

今回は、日本のお茶文化に新しい風を吹かせる和紅茶の魅力についてご紹介いたします。

和紅茶とは

和紅茶は、その名前のとおり日本国内で栽培加工された紅茶の総称です。

和紅茶という名称が一般的になる以前は、「国産紅茶」「地紅茶」とも呼ばれていました。

海外産の紅茶と比べて渋みが少なく、まろやかで飲みやすいのが特徴です。

「身土不二」という概念があるように、日本人の暮らしや好みにあっているのかもしれません。

和紅茶の発祥・歴史

日本で紅茶が製造されたのは1875年(明治8年)のことです。

明治政府により中国の紅茶製造技術者を招き、熊本県で本格的に製造されたのがはじまりとされています。

その後、インドのアッサム種を日本の品種とかけあわせて「べにほまれ」という品種が生まれました。

しかし、1971年(昭和46年)に紅茶の輸入が自由化されたことから海外産紅茶が多く入ってきてことから、徐々に国産紅茶は影を潜めてしまいます。

和紅茶づくりが本格的に再開されたのは1990年代のこと。

2000年以降は、和紅茶の品質向上とブランド化が進み、年々認知度と評価があがってきています。

和紅茶の産地

和紅茶は、お茶の産地である静岡県や鹿児島県を中心に47都道府県のすべてで作られており、この10年で産地が倍増しています。

もともと緑茶と同じ原料から作られることもあり、緑茶から和紅茶作りに参入する生産者が増え、今後も広がっていくと予想されています。

和紅茶の品種は120種類以上あるといわれ、代表的なものはこちらになります。

このほかにも和紅茶にはたくさんの品種がありますが、同じ品種であっても栽培される土地や気候、生産者の技術によって風味が異なり、それぞれの特性や味わいを楽しむことができます。

また、最近では「クラフト紅茶」というジャンルもでき、和紅茶の世界はますます広がっていきそうです。

海外産紅茶と和紅茶の違い

海外産の紅茶の多くはアッサム種といわれる厚みのある茶葉で作られ、水色が濃く華やかでグラマラスな香りが重視されているのが特徴です。

また、ミルクティーとして楽しむことも多く、香りや味にインパクトがあります。

それに比べて日本で作られる和紅茶は渋みが少なく、まろやかでマイルドな味わいのものが多くストレートで飲むものが多いのが特徴です。

基本的に海外産の紅茶も和紅茶も製茶工程は同じですが香りや華やかさは海外の紅茶、飲みやすくストレートで味わえるのは和紅茶といわれてきました。

しかし、現在では海外産の紅茶に引けをとらない和紅茶をつくる生産者さんも増えて、そのクオリティーは年々向上しているのです。

和紅茶の成分

  • タンニン(カテキン、紅茶ポリフェノール)
  • アミノ酸(テアニン)
  • カフェイン
  • ビタミンB群
  • ミネラル(ナトリウム、カリウム、マグネシウム、リン)

タンニンは渋みのもと、テアニンは緑茶に含まれるアミノ酸の一種で旨味成分です。

このように和紅茶には様々な成分が含まれており、健康によい影響を与えることがわかっています。

ちなみに、海外の紅茶と成分は同じですが、含有量は品種によって多少異なります。

和紅茶の効果

リラックス効果

紅茶に含まれるテアニンにはリラックス効果があり、頭がすっきりする、イライラが解消して気持ちが穏やかになったなど、ストレス解消に効果があるといわれています。

テアニンにはモーツァルトを聴いたときと同じように脳のα波が増えることが確認されているほど。

リラックス効果から集中力がアップするともいわれ、過度な緊張感をほどいてくれるはたらきが期待できます。

肌の健康を保つ

紅茶に含まれる紅茶ポリフェノールは、肌の老化現象を抑制してくれるといわれています。

また、ハイドロキノンという成分がメラニンの生成を抑え、肌の健康をたハイドロキノンという成分がメラニンの生成を抑え、肌の健康を保つのに役立ってくれます。

口腔内の健康を保つ

紅茶に含まれるカテキンには消毒作用があり、紅茶でうがいをすると風邪をひきにくいといわれるほど効果が期待できます。

ATTENTION

この記事は一般的な情報を提供するもので、お茶の医学的な効果や効能を保証するものではございません。お茶の飲用に関するご相談は医師や薬剤師にご相談ください。

和紅茶の楽しみ方

和紅茶の味わい、特長

  • 渋みが少なくマイルドな味わい
  • ストレートで楽しむのがおすすめ
  • 食事とあわせやすい
  • カフェインがコーヒーの約半分

また、コーヒーなどに比べ和紅茶に含まれるカフェインは約半分で、和紅茶に含まれるテアニンがカフェインの働きを緩和させるので、カフェインの影響は小さいと考えられています。

そのため、カフェインを気にされる方にもおすすめです。

和紅茶の淹れ方

和紅茶を美味しく淹れるためには、茶葉の量とお湯の温度が重要です。

  • 1人あたりの茶葉:約2g(ティーバッグなら1個)
  • 1人あたりのお湯の量:200cc
  • お湯の温度:90~100℃
  • 抽出時間:3~5分

特にお湯の温度が大切です。

90~100℃の高温のお湯で淹れることで、茶葉の香りや風味がしっかり引き出され最大限に楽しむことができます。

茶葉によっても変わるので、お好みにあわせてお湯の量や抽出時間を少しずつ調節してください。

和紅茶はこんな方におすすめ

  • 紅茶をストレートで味わいたい方
  • 食事とあう紅茶を探している方
  • 渋みの少ない紅茶がお好きな方

和紅茶は渋みが少なくマイルドなものが多いので、ストレートで飲むのに適しています。

料理の味を邪魔しないので、食事やスイーツとのペアリングが楽しめます。

和紅茶のまとめ

今回は、和紅茶についてご紹介いたしました。

  • 和紅茶は渋みが少なくマイルドで、ストレートがおすすめ
  • 産地や生産者によって香りや風味が違ので、多種多様な楽しみがある
  • リラックス効果が高い

日本生まれの和紅茶は、日本人の感性やライフスタイルにあっているので、よりホッとできる安らぎの時間を過ごせるのではないでしょうか?

ぜひ、和紅茶の魅力をお楽しみください。

記事作成時のリサーチ情報を掲載しています。最新の情報とは異なる場合がございますが、ご了承くださいませ。

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