こんにちは。もりこです。
私が副業を考え始めたのは、息子が大学へ進学したタイミングでした。
私たちは地方暮らしですが、息子は首都圏の大学へ進学。
学費だけでなく、毎月の仕送りも必要になります。
もちろん、そのためにコツコツ貯金はしてきました。
でも、実際に生活が始まると、「こんなにかかるの?」と思うような出費が次々に出てしまって。
夫も休日出勤や出張を増やして頑張ってくれていますが、
「私も何かできることはないかな」
そう思ったのが、副業を始めるきっかけでした。
この記事を書いた人

もりこ
Webライター
会社員と副業を両立しながら活動するWebライター。自身の経験をもとに、学び直しや仕事の両立について発信しています。
|副業|学び直し|仕事の両立|
本業とは違う仕事をしてみたかった

当時、私はWebデザイナーとして働いていました。
ただ、副業までWebデザインをやろうとは、どうしても思えなかったんです。
社内では分担して仕事を進めていたので、「一人で仕事を請け負って納品できるか」と言われると、自信がありません。
それに、デザインそのものは好きでも、お客様とのやり取りや営業のようなコミュニケーションはあまり得意ではないので、副業でやるのは難しいと感じていました。
そして、もう1つ理由があります。
Webデザインは、新しい技術やトレンドを追い続ける仕事です。
マイペースな性格だからかもしれませんが、40代後半から「好きだけど、仕事じゃなくてもいいのかもしれない」と思うことが少しずつ増えていました。
だからこそ、副業では本業とは違う仕事をしてみたいと思ったのです。
未経験の事務職に挑戦

どんな仕事を副業にしようか考えたとき、50代から始めるなら一時的な仕事ではなく、長く続けられそうな仕事を選びたいという気持ちがありました。
また、デザインやライティングのように、常にアイデアを考えたり、表現を工夫したりする仕事ではなく、コツコツ手順通りに進められる仕事がいいとも考えたのです。
簿記を少しかじったこともあり、Officeの基本操作もできることから、
「事務なら、もしかしたら私にもできるかもしれない。」
そんな気持ちで、一歩踏み出しました。
探してみると意外と「未経験・在宅OK」の案件も多いことがわかり、前向きにがんばってみようと思い始めました。
半年間、採用されなくても続けた

でも、結果はなかなか出なくて、半年間、一度も採用されなかったんです。
未経験だからダメなのか、年齢が理由なのか、と本当に落ち込みました。
やっとWeb面談までこぎつけても、緊張のあまりしどろもどろで、またしても不採用。
でも、不思議と「もうやめよう」とは思わなくて、「一度は採用されるまで続けてみたい」そんな気持ちになっていたのです。
昔から人と話すのが得意ではないため、Web面談の日が近づくたびに憂鬱でしたが、「対面よりはまだマシ」と自分に言い聞かせながら、一社一社応募を重ねていきました。
心がけていたのは、「別の自分だと思おう」ということ。
相手にどう思われても、採用されなければその会社とはそれまで。
そう割り切るようにしていました。
その結果、ご縁があって「キャスタービズ(フルリモート人材サービスを展開する会社)」に採用していただけたときは、本当にうれしかったです。
半年間、「不採用」の文字ばかり見てきたので、採用の連絡をいただいたときは、思わず何度もメールを見返してしまいました。
「やっとスタートラインに立てた。」
本当にそんな気持ちでした。
やってみたら、意外と向いていた

私のケースは、たぶん少し珍しいと思います。
事務職の人が副業でWebデザインに挑戦する話はよく聞きますが、その逆はほとんど聞いたことがありません。
それでも、実際にやってみると、私は事務の仕事のほうが性格に合っていました。
長年デザインの仕事をしてきましたが、「これでいいのかな」「もっと素敵なデザインにできるのでは」と迷うことが多く、自信が持てないこともありました。
一方で、経理の仕事は数字が合っているか、間違っているかがはっきりしています。
「ここが違う」という理由もわかるので、次にどうすればいいのかが見えやすい。
その安心感は、私にとって思っていた以上に大きなものでした。
副業として始めたつもりでしたが、気づけば事務の仕事が楽しくなり、「本業もこの仕事に変えたい」と思うようになりました。
実は、実際に転職し、今では本業でも経理を中心とした事務の仕事をしています。
振り返ってみると、息子の仕送りのために始めた副業が、自分に合う仕事に出会うきっかけになったのです。
そして、Webデザインをやってきた経験は、今の仕事でも大きく役立っています。
在宅ワークでは、どんな仕事でもパソコンやWebツールを使う場面がたくさんあります。
そのとき、Webの知識があることで理解が早かったり、困ったことがあっても自分で調べて解決できたりするため、仕事をスムーズに進めることができます。
また、ビジネス文書や資料を作成するときにも、Webデザインで身につけた「見やすく整える」感覚が活かされています。
「とても見やすい」と褒めていただける瞬間は、これまでの経験が無駄ではなかったと感じられて、とてもうれしいです。
50代になって「自分に合う仕事」を見つけた

「本当にやりたい仕事は何ですか?」
そう聞かれると、今でも少し答えに困ります。
デザインの仕事が嫌いになったわけではなく、今でも好きです。
ただ、「好きな仕事」と「自分に合う仕事」は、必ずしも同じではないと、50代になって初めて気づきました。
今は経理の仕事ができていることがありがたいし、この仕事でいいと思っています。
そして、息子が大学を卒業したら、また違うことにも挑戦してみようかな……
そう思っていたのですが。
なんと本人、大学院へ進学したいそうです。
……やれやれ。
どうやら、我が家の仕送り生活は、もうしばらく続きそうです。





