会社員だった私が独立を考えるようになったのは、40代後半のことでした。
それまでは仕事に追われ、一日一日をこなすだけで精一杯。
忙しい毎日でしたが、人生を見つめ直す出来事があり、これからの生き方について考える時間が増えていきました。
きっと私と同じように、50代が近づくにつれて「このままでいいのだろうか」と立ち止まる人は少なくないと思います。
50代になると、少しずつ環境が変わり始めます。
子どもが独立したり、親の介護が始まったり、仕事での立場が変わったり。
そして何より、自分自身の体や心にも変化を感じるようになります。
人生の折り返し地点だからこそ、「これからどう生きたいか」を考える時間が増えるのは、とても自然なことなのかもしれません。
この記事を書いた人

akiraco
サイト運営者
会社役員を経て50歳で独立。現在はWebメディアやECサイトの運営を中心に活動し、「LETTRE Journal」を立ち上げました。
|ブログ運営|50代の生き方|
この先、どうしていいかわからなくなった

40代の私は、仕事が多忙を極めていました。
残業や休日出勤も多く、プライベートを楽しむ余裕はほとんどありませんでした。
それでも仕事が大好きだったので、苦だと感じたことはありません。
社内では責任ある立場を任され、寝ても覚めても仕事のことを考える毎日。
大変ではありましたが、事業を大きくしていくことに大きなやりがいを感じていました。
ところが、ある日突然、自然災害によって事業を中断せざるを得なくなります。
再開を目指したものの、結局、事業を復活させることはできませんでした。
この先どうすればいいのか、本当にわからなくなって、仕事を失ったというより、生きがいを失ってしまって途方に暮れていました。
それからしばらくしてコロナ禍になり、世の中全体が静かに立ち止まっていた時期。
だからこそ、私も一度立ち止まり、自分のこれからについてゆっくり考えてみようと思えたのです。
生き直すきっかけを与えられた

50代になると、「もう遅い」という言葉を耳にすることがあります。
でも、人生100年時代と言われる今、50代はまだ人生の折り返し地点です。
これから先も、20年、30年という時間が続くかもしれません。
そう考えたとき、50歳で人生を生き直す機会を与えられたことは、もしかしたら幸運だったのかもしれないと思えるようになりました。
そこで私は、自分ひとりで仕事をするフリーランスという道を選びました。
もちろん、新しいことを始めるのは勇気がいります。
失敗するかもしれませんし、思うようにいかない日もあります。
それでも、この選択が5年後、10年後の自分をきっと支えてくれる。
そんな思いで、一歩を踏み出しました。
何かにとらわれることをやめた

今の私の仕事場は自宅です。
最初の頃は、平日に家にいたり、昼間に出かけたりすることに、どこか罪悪感がありました。
会社に所属していないことにも不安があり、会社名や肩書がなくなった自分に自信を持てなかったのです。
でも、そう思っていたのは自分だけで、まわりの人は、それほど気にしていなかったのかもしれません。
コロナ禍を経て働き方も多様化し、「会社へ通うことだけが仕事」という時代ではなくなりました。
それなのに、昔からの価値観や固定観念に縛られ続けるのは、もったいないことだと気づいたのです。
これから先も、時代は今まで以上のスピードで変化していくでしょう。
その変化を受け入れながら、自分らしく柔軟に生きていけばいい。
そう思えるようになってから、心はずいぶん軽くなりました。
これからは「自分で選ぶ」人生へ

人生は選択の積み重ねです。
けれど、仕事や子育てに追われる毎日の中では、自分の思うような選択ができないこともたくさんあります。
気づけば望んでいない方向へ進んでいたり、何かを諦めたり。
そんな経験をした人も多いのではないでしょうか。
もちろん、50代になったからといって、フリーランスになったからといって、すべてを自由に選べるわけではありません。
それでも人生後半は、自分の好きなことや大切にしたいこと、後悔しない選択を少しずつ増やしていきたいと思っています。
仕事も、暮らし方も、人間関係も。
無理をせず、自分が心地よいと思えるものを選んでいきたい。
たとえ今すぐ実現できなくても、「自分は何を大切にしたいのか」を考えておけば、そのタイミングが訪れたとき、自分で選ぶことができます。
そして、その「考える時間」こそが、自分の人生を大切にすることにつながっていくのだと思うのです。
まとめ|人生を見直すことは、前に進むこと
人生を見直すというと、大きな決断をすることのように思えるかもしれません。
でも、そんなに大げさなことではありません。
日常のふとした瞬間に、「この先どう生きたいだろう」と考えるだけでも、それは前に進むための大切な一歩です。
50代だから遅いのではありません。
50代だからこそ見えてくる景色があります。
そして、これからの人生は、今日から少しずつ選び直していくことができます。
LETTRE Journalが、その小さな一歩を後押しできる場所になれたら、とてもうれしく思います。




